出会いはいつも突然です。

 本日10時半過ぎにまたもゆっくりめのベランダ野菜たちを一回り。アブラナ科の苗たちには1cm目くらいの防鳥ネットがかぶせてあります。ぐるりと上からみて、大丈夫と思ったのですがなんか気になって見直したら、発見。いましたいましたいっぱいの小さい青虫たちが。いやはや、園芸と虫は切り離せないので前より虫には慣れてきましたが、突然の出会いは、やっぱりびっくりします。
 1週間くらい前に別の苗の葉の裏に卵がびっしりついていたので同じ仲間と思われました。卵びっしりは初めてみたので、びっくりして、見つけたら手が動いて駆除してしまい写真がありません。今回も無意識にまずは手が動いて葉をとりましたが、とった後に、一息ついて観察し写真をとってみました。

 まずは、1枚の葉の裏にたくさんの幼虫です。まとめて産み付けられた卵から孵化してからあまり移動していないと思われます。幸いなことに被害は1枚の葉に限定していました。
 見つけたときの大きさは4mmくらいで、体は緑色、頭部が黒色で尺取虫のように動いています。いっときはじっとしてみせていますがスイッチが入り動き出すと早いです。小さいためか食害は葉の裏のほうの表面のみでそれほど穴があいていませんでした。だから最初の確認で見逃したんですね。「ん?」となったのは小さい糞がその下の葉に灰のように積もっていたからだと思います。

食害された葉の下の葉です。黒い灰のような糞たち。
食害の様子(葉表から)

 そして、この小さい幼虫たちはまためだか達の栄養になりました。とてもいい大きさでした。

 調べてみると、今回の虫さんたちはヨトウガのようです。写真をみて違うと気づかれた方がいましたら是非教えてくださいね。ヨトウムシというともっと大きい幼虫のイメージがありましたが、ヨトウムシとよばれる虫たちは実はたくさんの種類が含まれるようです。出会ったものたちから知っていくことで次回からはそんなにびっくりせず対応できると思います。

ピンぼけ御免。

  それにしても、今回はこの時期に見つけられて、本当によかったです。

2020/10/6 管理人M